タバスキ
今日、ブルキナファソは祝日でした。
タバスキ(犠牲祭)と言われるイスラム教徒のお祭りのためです。
タバスキとは・・・
むかーし昔、預言者イブラヒムが、アラーの神に命じられて
自分の息子を生贄に捧げようとしたが、アラーがその親子のゆるぎない信仰心を確認し、 息子と雄羊を取り替えた
とされる故事にならい、羊を盛大に食べるお祭りです。
午前中は、お祈り等が行われますが、
僕は午後からグンゲンへ、選手の家に招待されたので行ってきました。
子どもたちも、この日はおしゃれをしています。
メインの羊は、1頭を自分たちの手で解体していきます。
僕が到着したときには、すっかり解体も終了し、写真の様な姿になっていました。
選手の家に到着すると
挨拶をして → 飲み物をもらい → 盛大に食べる!! → 次の家に移動
そんなことを、5回程繰り返しました。
タバスキ=羊 ということは知っていたし
2ヵ月程前のラマダン明けのお祭りの時も、いっぱいの食事を振る舞われたので
なんとなく想像はしていましたが、まさかこんなに家を回るとは思ってもいませんでした。
選手の家には、僕以外にも、知人等を招待しているようで
いろいろな人たちが出入りしていました。
その人たちは今日、初対面の人が多かったので
野球のこと、日本のことをいろいろ聞かれました。
「日本人は、なんでも食べるのか? 犬・虫なんかも食べるのだろ?」
(冗談で言ったのかもしれませんが、こちらでは宗教上食べれないものがあるのに、
日本人はそういったものが無いことで、この発言に至ったようです)
「日本人・中国人・韓国人の見分け方を教えてくれ」
(「話してみないとわからない」と答えると、それはおかしいと言われました。
ブルキナベは、周辺諸国の人々とブルキナベを見た目だけで判断できるようです。
本当かな・・・)
「日本の有名な映画スターを教えてくれ」
(ブルース・リー ジャッキー・チェン・・・中国のアクションスターは、ブルキナべも知っていますが、日本の俳優は全然知りませ。「ケン・ワタナベ」を知らなかったらもう思いつく人がいませんでした。
やっぱり、日本は小さな国です。
そんなことを、改めて感じさせられました。
いろんな家に挨拶に行き、ご飯を食べる・・・
なんとなく日本のお正月と同じような雰囲気がしました。
来年は、羊の解体ショーも見てみたいです!!