アフリカでの日食と日本の意外な関係
今、ブルキナファソの首都 ワガドゥグで少し話題になっているのが・・・
11月3日(日)のお昼にかけて起こる
「日食」です。
この日は、金環皆既日食という「皆既日食」と「金環日食」の2つが同じ日に起こる非常に珍しい天体ショーが見れるようです。
アフリカでは、どうやら「皆既日食」が見れるようです。
このことは、ブルキナファソの新聞等メディアでも大きく取り上げられていて、
3週間程前から、頻繁にブルキナべから聞くようになっていました。
一緒にセミプロの選抜チームを指導しているコーチも
「3日の11:00~15:00は、日食があるから練習できない」と言ってました。
観測用グッズも販売されているようです。
観測用の簡易遮光メガネ 一つ 1,000FCFA
日本円では200円程ですが、ブルキナべからすると、決して安い金額ではありません。
「日本でもあった、あった!この前の金環日食の時に、いっぱいあったなー。アフリカでも、やっぱり同じ様な物を使うんだな。金環日食って、いつあったんだったけ?」
と思いながら、メガネを少し見せてもらうと・・・
どうやらこれ、去年日本の金環日食観賞用に作られた物のようです。
日付や都市名がしっかり入っていました。
たぶん中国製です。
最近、アフリカへの中国製品の普及や、中国の進出について本で読みましたが
本当に、中国製品は広くアフリカに出回り、今では人々の生活に溶け込んでいることを強く感じました。
そして、日本用に作られた物を、そのままアフリカで売る中国・・・
本来の目的は他の国で使われるために作られた製品を、なにも気にせず使うアフリカ・・・
きっと日本では、ありえないですよね?
なんだか少し国民性が見えたり、世界の縮図的なものを感じませんか?
1枚目の写真の男の子は「これを使って、みんなで太陽見るんだー」とウキウキでした!
珍しい天体ショーを心待ちにするのは、万国共通のようです。
それにしても、
日本から遠く離れていると、意外な物で日本との繋がりや、日本を感じると
なんだか嬉しくなります。