ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

サウスポーへの挑戦

突然ですが、

今日まで、ずっと右投げ右打ち選手として、活躍してきましたが

これからは左投げ・左打ち選手を目指します!!

 

 

サウスポーへの挑戦です。

 

選手ではなく、指導者である私がです。

 

子どもの気持ちがわからない

自分が抱えていた同じ問題を解決するために、アドバイスを送ることは簡単にできます。

しかも、それが自分が克服した問題ならばなおさらです。

 

しかし、自分が悩むことのなかった問題、簡単にできてしまったことに

アドバイスを送ることは、なかなか難しかったり、少し悩んだりしませんか?

 

「どうして、こんなことができないの?」

指導者や親が言ってはいけない言葉の一つだと思います。

 

野球を始めて、かれこれ20年程経ちますが
こうなると、野球を始めた小学校 低学年の記憶や感覚は、まったくありません。

初心者の頃、何に苦労していたのかも覚えていません。

どんなことが、いつからできるようになっていたのかも忘れてしまっています。

 

小学校での指導で

「ボールを捕る時は、グローブを回さない!投げるときは、肩と腕を一緒に回す。」

そんなことを言っても、なかなか思うように伝わりません。

そして、私の頭の中に思い浮かぶのは

「どうして、できないのだろう?」

 

特に、これまで野球に触れることがなかったブルキナの子どもたちは

こちらが簡単だと思っている動作が、なかなか複雑で難しいようです。

 

 

自分も子どもたちと一緒の立場になる

もっともっと、子どもたちがわかりやすく

一発で上手に投げれて、打てる方法を探るべくで考えた私の解決策が

 

サウスポーになる

 

利き手とは思う逆、思うように動かない左を使うことで

できない状況をつくりだせるのではないかと思いつきました。

 

もし、左投げ・左打ちを自分が練習し学んでいくことで

新たな発見・新しい表現方法や感覚

なにかヒントになるものがある気がしました。

 

長い野球人生の中で遊びの中で、左投げ・左打ちをしたことはあります。

野球人の中には、器用に両投げ・両打ちできる方もいますが

幸いなことに、私は野球のセンスがないので、恥ずかしいくらい左は下手です。

 

野球経験者が利き手と逆でプレーするのと、まったくの初心者がプレーするのは

決してイコールの関係にならないことは理解しています。

少しでも、子どもたちに近づければと思いました。

ちょっと、強引な感じも自分では感じています。 

 

何はともあれ、早速実践してみました。

 

実践をしてみて

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ある程度、基本の注意すべポイントは頭に入っているので

それなりに投げれた   と、自分では思っています。

 

気づいたことは、やっぱり感覚的なことを感じることは難しい。

右では感覚的に自分の体がどんな状態で、手の位置、足の動き等がわかるけど

慣れない左では、一つ一つ意識しないとやっぱりできない。

 

なかなか3つも4つのことを同時に意識するのは難しい。

どうしても、

「手は頭の横に置いて、足は真っ直ぐ踏み出して、肩と腕を一緒に回して・・・」

一度に多くを意識させたくなりますが、多くても2つ限度。

とくに、まだまだ運動能力が低いブルキナファソの子には難しいだと納得しました。

 

こんなことは、今までもなんとなく気づいていましたが

改めて再確認になりました。

 

これからも、挑戦は続けます。