USSU-BF大会 開幕
本日から、リセのチームを対象とした新たな大会が始まりました。
USSU-BF
日本の高校年代の最高峰の大会の一つにインターハイがあります。
USSU-BFとは、日本のインターハイに相当する、リセの大会としては
とても権威あるものです。
正式種目は、日本のインターハイより少なく
サッカー・バレー・バスケ・ハンドボール・柔道・レスリング…等々、7~8種目程です。
USSU-BFの正式種目になっている競技は、ブルキナファソ国内でも知名度や人気があるスポーツの一つだといえます。
大会は、学校単位で参加し、まず各県ごとの予選で、それぞれの種目の代表チームを決め、5月~6月にかけて、各代表チームによる決勝大会が行われます。
野球が正式種目に追加
野球連盟は、以前から野球をUSSU-BFの種目として参加を狙っていました。
意図としては、日本のように学校スポーツ(日本の部活動のように)として定着すれば
更なる普及です。
そして、大会に関係者を招待するなど、関係各所に働きかけ
見事、今年から野球がUSSU-BF の種目として、参加できるようになりました。
しかし、現在チームは首都 ワガドゥグのみしかないので、予選は行われず
ワガのみで終了をしてしまい、他の競技に比べると少しイレギュラーな大会運営になりました。
本日開幕!!
大会は、6チームを3チームずつ2つの予選グループに分け、
総当たり戦の予選後に順位決定戦を行い、全ての日程が1ヵ月程で終了します。
その開幕戦が本日開催されました。
しかし・・・実は、大会日程が知らされたのは、4日前の日曜日。
USSU-BFは、野球連盟が主体ではなく、USSU-BFの運営本部が大会日程等を決め
運営していくために、今回はかなり強引な日程にされてしまいました。
前日まで、ルール確認等のミーティングも行えず
第一、選手たちが野球のルールを完璧に理解していなく、試合もしたことがありませんでした。実践経験がないまま、公式戦に臨むことになってしまったのです。
予想通りの展開!珍プレー続出&試合ができない!!
そして迎えた今日。
連盟のメンバーも、かなり大会運営に慣れたこともあってか、ルールやグランド準備は問題なく行えました。
一番私が不安だったのは・・・
選手たちに、大会日程を直接伝えることができないまま、当日を迎えてしまったため
まずは、選手が1チーム9人揃うかが不安でした。
そんな中、1試合目は13人集まったプティ・モンド校と、8人しか集まらなかったパスパンガ校の試合。パスパンガは9人揃いませんでしたが、強行スタート。
ほとんどの選手が2カ月程前から野球を始めたばかり。
ルールは愚か、キャッチボールもまともにできません。
アウトになるのは、三振ばかり
フォアボール連発、前に飛べば、野手がボールを処理できなく必ずヒットになる
そんな中でも、フライ捕れたり、ナイスバッティングがあったり、3つほど「おっ!」と思う好プレーもありましたが、
全体的には、去年の5月のリセの大会からは、かなりレベルが下がってしまいました。
それでも、1試合目の選手たちは、ほとんどが初めて野球の試合をした子たちなので
仕方がないです。これから、これから。
この試合は6-5でパスパンガ校の勝利!
ルールもあまり理解できていない中でも、負けたら悔しがる選手たちが印象に残りました。
そして、ルールを理解していないのを心配していましたが
逆にルールを覚える良い機会になっていました!
そして、問題は第2試合目
ネルソン校 4名 vs ラ・サール校 8名
さすがに4名では、試合することができなく、この試合は中止に。
残念ながら予想通りの展開に。
やっぱり一筋縄ではいきません!