3月8日 国際女性デー
3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」でした。
1975年に女性への差別撤廃と、女性の地位向上を目的に定められた記念日です。
ブルキナファソでは祝日
日本では、まだまだ知名度が低い記念日ですが
ブルキナファソでは3月8日は「国際女性デー」ということで、祝日になっています。
ですので、3月8日はブルキナファソでは、国民にかなり浸透をしています。
ただ祝日になっているだけではありません。
ブルキナでは、男性はほとんど家事をしません。
しかし、この日は特別。
男性が料理を作ったり、おもてなしをするようです。
昨日もグンゲンに行くと、選手のお母さんが
「これ、子どもが作ってくれたのよ~」と嬉しそうに選手が作ったという料理を食べていました。
女性にプレゼントを贈る人もいるそうです。
そして、ブルキナファソでの「国際女性デー」では、大事なアイテムがあります。
それがこれ。
この少年が着ている服は、今年の「国際女性デー」の布・生地を使って、作った服です。
この生地は、毎年色やデザインを変えて販売をされる国際女性デーの生地です。
ブルキナの人々は、その生地を買って仕立て屋さんで
各自オリジナルの服を作ってもらいます。
子どもでも、大人でも、女性だけではく、男性でもこの生地の服を着ています。
そのため、3月8日は、同じ生地の服を着た人が街に溢れています。
でも、服の形やデザインは各々違っていて、なかなかオシャレです。
人々はその服を着て、近所の屋台やレストランで夕方くらいからお酒を飲んだり、踊ったりして過ごしていました。
この日は、あまり姿を見ることが女性も、昼間の時間から屋台で多く見ることができました。
なんだかブルキナの人々にとっては、一種のお祭りのようです。
ブルキナファソの女性
ブルキナファソの女性は、本当によく働きます。
この国の文化のようですが、家事は女性の仕事で、食事・洗濯・掃除は、すべて女性が行います。
男性がやっているところは、ほとんど見たことがありません。
しかも、日本のように電化製品等は普及していません。
洗濯機はなく、すべて手洗い
ガスコンロもあまり普及していなく、薪や炭を使った調理
それに加えて、子育ても・・・
同じ家事でも、その負担というのは、日本とは比べることができないと思います。
ブルキナファソの女性は、本当にスゴイ!!
小さな子どもを前に後ろに抱え、 家事をする姿には、思わず逞しさを感じてしまいます。
絶対に男性よりも、働いている気がします・・・。
最近首都のワガドゥグでは、女性の社会進出や「共働き」というスタイルが増えてきたようですが
まだ、産休や育休なんて制度が整備されていないために、出産をおきに退職して、家庭に入る女性がほとんどのようです。
そして、まだまだ村では女性が働く環境は整っておらず、女の子は家の手伝い等で、学校に行かなくなってしまうことがあるようです。
女性の社会進出、地位向上は大切であると浸透はしていますが、なかなか理想通りに進んでいない部分も、まだまだあるようです。