日本への挑戦者 3/4 ~1度チャンスを逃した男
今回日本へ渡る4名中2名が、現在学校の進級試験を受けています。
出発当日まで試験があるようで
日本へ行くことで頭がいっぱいで、試験を無事に受けられているのかが不安です。
さて日本への挑戦者 3人目の紹介です。
氏名:サヌ・ファリィス ウセヌ(16歳)
身長:172㎝ 体重:66㎏
所属:グンゲンチーム
ポジション:内野手(ファースト) 左投左打
1度チャンスを逃した男
ファリィスは、競技人口の少ないブルキナファソでは
まだまだ珍しいサンスポーの選手です。
昨年の11月のセレクションでは、遠投でただ一人100Mを超えた選手です。
身体能力は、4人の中でも高い方で、日本にいるラシィナと比べても
ファリィスの方が高いかもしれません。
体の硬さや、ぎこちない動きが多いブルキナベですが
ファリィスは、とてもしなやかな体と動きをします。
今は、ファーストを守っていますが
サンスポーを活かして、本格的にピッチャーにチャレンジするのもおもしろいと思います。
実は、今回渡日する4人中3人は
5年前の2009年に日本に行った経験があります。
ファリィスも、当初は渡航する予定でしたが
出発前日に体調を崩し、出発を断念した
一度チャンスを逃した男です。
そのため、4人の中でも日本への想いや、ワクワク感も
人一倍強いはずです。
課題は「冷静さ」と「平常心」
彼は、プレーに気持ちの熱さや強さが出て気迫あふれるプレーみせるのも
良いところです。
今回のチャンスを勝ち取ったのも、セレクションでみせた
気迫溢れるプレーが決め手となりました。
しかし、彼の課題は熱くなりすぎて、前しか見れなくなることです。
自分のプレーに集中しすぎたり、緊張でアウトカウントを間違る、周りとコミュニケーションをとらない等、単純なミスを繰り返します。
大会ではなく練習や紅白戦でも、それは変わりません。
元々、やんちゃな性格で堂々としているのに
急に野球になると、小さく見える時が度々ありました。
最初は気づきませんでしたが、ここ半年ほどで彼の心の弱さが
とても気になりました。
ですので、きっと日本という環境の変化への順応について
4人の中で、ファリィスだけが心配です。
「冷静さ」や「平常心」「視野」を広げるために
今年は、紅白戦の時に毎回キャッチャーを守らせることもしました。
少しずつですが、最近落ち着きが出てきたような気がします。
本当にプロ目指すのならば、彼の課題は間違いなく精神的な部分です。
野球でも、そのやんちゃな性格で
相手が憎たらしく思うほど、堂々とふてぶてしくいてほしい!!
彼には、日本で小さくまとまらずに
良い意味でさらに生意気になって帰ってくることを期待しています!!!
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