ブルキナファソの研修会
先週末、小学校・中学校の先生を対象とした
指導者講習会を開催しました。
現在、ブルキナファソには首都のワガドゥグに
小学校チームが4チーム
中学校チームが7チームあり
今回は、各学校の先生が1名ずつ参加、総勢11名があつまりました。
これまでの活動は、私やクラブチームに所属している選手たちが
コーチをするなどして指導を行ってきました。
私は全ての学校で巡回指導を行ってきました。
これまで先生たちは、大会の時になると顔出してくれる程度や
普段の練習に来てくれても見守ってくれる程度
しかし、これからの普及や参加校の増加を考えると
隊員が全ての学校で指導を行うのも限界があり
連盟の関係者の力を借りるのも限度があります。
そこで今後それぞれの学校が自立した活動ができるように
先生方の力を借りるべく
今回の研修会を開催しました。
2日間の日程
研修は、土日の2日間。
1日目は、室内で座学
ほとんどの先生は野球の紹介を1度は聞いていますが
ルールをしっかりと理解している先生はおらず
まずは、みっちりルール説明と
簡単な技術や練習方法の紹介
2日目は場所を変え
グランド観戦&実践
グンゲンチームの選手を中心に手伝ってもらい
先生たちには実際の試合をまじかで感染してもらいながら
再度ルール説明
そして、実際にグローブやバットを持って実践もしてもらいました。
さすがは先生!!
この2日間はの講師は、すべてブルキナベに任せていたので
私は2日間サポート役をしながら、先生たちをじっくり観察
その中で思ったのは「さすがは先生!!」ということ
講習会の前には、見ず知らずのスポーツに先生方がどれだけ興味を持ってもらえるか
真剣に話を聞いてくれるのか不安でした
しかし、蓋を開けてみると
どんどん出てくる質問の数々、
日陰も無いグランドで熱心に話を聞いてくれ
自ら楽しそうにボールを投げたり打ったり
ものすごく積極的に参加をしてくれました。
以前に地方チームの選手やコーチに講習会をしたことありますが
その時とは大違い。
やっぱり話を聞く姿勢や、学ぼうとする姿勢は
さすが先生と思いました。
だいぶ野球にも興味を持ってくれたみたいで
まだまだ未知のスポーツに
「子どもたちと一緒に自分も練習したい!」なんて発言もありました!
今回の講習会は大成功といえるでしょう。
これも講師を務めたブルキナベのお蔭かもしれません。
ブルキナの研修会 ザ・定番
少しブルキナファソで研修会・講習会を行う際の慣例を紹介します
①ポーズ カフェ
これは途中ではさむ休憩のことです。
日本でもブ途中で休憩をはさむのは当然のことですが
ブルキナファソでは休憩時に紅茶やコーヒー、軽食なんかを主催者側が用意し
それを飲みながら食べながら休憩をします。
写真)ポーズ カフェ中
日本でも飲み物等々用意するようなものもあるかもしれませんが
ブルキナファソでは本当に絶対と言えるほど必ずあるもの
研修会をやりたいと言ったら、かならずポーカフェはいらなければいけません。
今回の講習会でも、なかなかお菓子やジュースまで用意され
かなり豪華なものでした。
②日当
ブルキナファソの研修会では、日当が主催者側から参加者へ支給されます。
全ての研修会ではないのかもしれませんが
日当が支払われない研修会では、そのことで揉めることもよくあるようです。
ここでは、日本であるような参加費がかかるような
講習会や研修会はほとんどありません。
日本でも種類や形態によっては、お昼や交通費が出るものはあるかもしれませんが
ブルキナベにとって研修会に参加するのは、なかなかおいしい話が多いんです
だから、意外と研修会と聞くと喜んで参加しています。
今回の先生たちも例外とは言えない気がします・・・
それでも、それで前向きに学んでくれるなら良いのかな?と思ったりします。