ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

なんとか問題解消!!!さーて、いよいよ!!!

前回のブログで書いたコーチとの問題は、なんとか解決し

結局予定通りコーチも遠征に帯同することになりました。

 

ブログを更新した次の日、土曜日に

当事者であるコーチと連盟長から事情を聞きました。

 

連盟長からは「金銭トラブル」と報告を受けていましたが

どうやらそんな単純なものではありませんでした。

 

 

壊れかけた信頼関係

事の発端は、連盟長が今回の遠征に関して

様々な雑務、準備をしてくれているナショナルコーチに一定の金銭を支払うことを提案します。

(本来ならば支払われないものらしいのですが、頑張っているコーチに連盟長が温情として支払うことを提案したようです)

 

その提案に対して、コーチは金額の値上げを要求します。

( たぶん年末年始でなにかとお金が必要になる時期。コーチもついつい欲が出て増額を要求しちゃったのかもしれません)

 

連盟長は、その要求を呑むことができないと、拒否をします。

 

 

連盟長としては要求された金額を支払わなければ

コーチが遠征には帯同しないと判断。

連盟長は「納得できないのなら帯同しなくて構わない」と言います。

(自分の善意を拒否されたことも怒り の原因になってしまったようです)

 

この後、二人の主張が食い違うのですが・・・

 

連盟長は、コーチがそれに了承したと思い

コーチの帯同無しで話を進めてしまいます。

 

コーチは、再度金額の相談があるかと思いきや

勝手に自分が帯同したくないと判断されたと思い

その連盟長の態度に怒りを覚える。

 

 

結局は「勘違い」と「すれ違い」が一番の原因でした。 

発端はお金の問題でしたが

実は、両者の信頼関係が崩れてしまったことが一番の問題だったのです。

 

 

連盟長もショックだったんだと思います。

これまでにも多くのトラブルを起こしてきた金銭面の問題に関して

一番のパートナーで連盟の置かれている状況も一番理解しているであろう存在の

コーチまでもがお金の要求をしてきたことがショックで

急に、相手を信頼ができなくなってしまったのでしょう。

 

コーチからしても、連盟長のその態度が

自分が必要とされていないと感じてしまいショックだったのだと思います。 

 

コーチからすると、正直そんな金銭面に対して強い執着はなかったようです。

だって、連盟長が「要求金額は支払えない。別に帯同しなくて構わない」と

言った後も、練習には参加してくれていたし

「帯同はできなくなったけど、チームのために準備は最後までやる」と言っていたのです。

 

そのコーチの言葉と行動をみたら黙っておれず

しかも、本当の原因はお金じゃない。

 

連盟長に1時間半におよぶ必死の説得!!懇願!!

いや・・・むしろただの言い合い。

いやいや・・・私が本当に言いたいことがフランス語でなかなか言えず、会話にもなってなかったかも・・・笑

自分としては、お金の問題ではなく

連盟長がいとも簡単に、これまでのパートナーを切り捨てるような行為に納得がいかず、連盟長とはかなり激しく言い合いになりました。

 

コーチには

「一緒にチームの為に来てほしい!」と一言だけ言って、あまり多くのことは語りませんでした。

 

 

両者への説得から1日たった今日

再度両者が話し合いをし、

連盟長が支払いの増額を提案、コーチ遠征への帯同を申し出てくれ

一件落着!!

 

今回は増額という結果になったけど、

連盟長が「遠征には君の力が必要だ」と一言言えば済んだように思います。

そうならなかったのは、ちょっと残念ですが

終り良ければ全てよし!! 

 

これで遠征メンバー全員が揃いました!!

 

ユニホームの配布!いよいよ!!

そして、今日

初めて遠征メンバーの選手17名全員が集まった練習後(連盟長とコーチの和解が成立する前)

選手たちに代表チームユニホームを手渡しました。

 

一人ずつ名前と背番号を発表しながら。

そして最後に一言!

「このユニホームを着る時には、自分たちが世界一のチームだと思いなさい!!」

 

野球ブルキナファソ代表なんて、まだまだ小さなチームだけど

国の代表であること、背負う誇りは変わらないし、どんなチームにも気持ちで負けてほしくない。

 

初めてこのユニホームに袖を通す選手たちに期待しています。

 

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この配布式で嬉しかったことが一つ。

 

 

この時点では、まだ正式に決まっていなかったナショナルコーチに

背番号「31」のユニホームを渡したんです。

 

私が、彼が行くにしても、行かないにしてもコーチとしての

背番号を受け取れるのは彼しかいないと思ったので。

 

その瞬間、一連の騒動については何も知らない

選手達から自然と拍手が一番の盛り上がりをみせました!

 

そのことが、コーチ自身やその様子を見ていた連盟長を動かしたのかもしれません。

 

 

さー、いよいよ準備は整い・・・つつあるww

 

ここはアフリカ、ブルキナファソだけど・・・

もうドラマチックな展開なんていらないぞ!!

 

頼む!!静かに出発させてくれ!!

と思いつつ・・・

もうそんな期待をココではできない!!

 

どんなイレギュラーも対応してやる。

 

ガーナ決戦まで、あと6日!!