JICA avecジャイアンツ
まったくお正月感がなかったブルキナファソ。
昨日から練習を再開しました。
日本にいる時に
「外国人はクリスマス休暇というものがあり、クリスマスからお正月まではガッツリ休む!!」
そんなイメージがあったので、ここブルキナでも同じような習慣があるかもと思い
31日までは自主練をする選手はいたものの。
正月3が日は完全休養。
しかし。ブルキナファソにそんなバカンス的な感覚は皆無で・・・
休日だったのは、クリスマスの25日と元旦の1日だけ。
それ以外の平日は、銀行や省庁等を含めてほとんどの企業が動いていました。
こんなことなら、わざわざクリスマスの後もチームで練習をすればよかった。
日本人からすると、年末年始も働くなんて
とっても働き者のブルキナベ。
ちょっと聞いた話では・・・
「フランスの植民地時代にフランス人が自分たちが休めるように、現地人にバカンスを教えなかった。」
これは嘘か本当かはわかりませんが
それが年末年始も働くブルキナベと関係しているのかもしれません。
たしかに、去年はモロッコにいましたが
モロッコの休日は元旦のみでした。イスラム国だから、クリスマスも休日ではなかったし。
年明けも2日からは普通に様々な会社が動いていました。
ただの噂ですが、もしかしたら勤勉なブルキナベのルーツも
植民地時代にあるのかもしれません。
JICAとジャイアンツ
日本では仕事始めだった5日に、JICAからこんなプレスリリースがありました。
JICAと読売巨人軍が開発途上国で日本式野球の普及へ | 2014年度 | プレスリリース | ニュース - JICA
野球普及・振興のためのJICAボランティア事業(青年海外協力隊等)に関する業務協力協定(MOU)を締結したようです。
野球隊員ですが、こんな動きがあるとは全然知りませんでした。
具体協定内容として
・ジャイアンツアカデミーからの指導者の派遣
・ジャイアンツ作成の指導書のボランティア活動での使用許可
・野球隊員が派遣前に、ジャイアンツアカデミーにて研修を受けることができる
以上の3点が、今回のプレスリリースで発表されていました。
特に2点目の指導書については、どうやらスペイン語に翻訳されたものを作成するようです。
いや~すごくうらやましい!!
日本の本屋さんに行けば、野獣の指導書なんて山ほど買えます。
そして、それと同じように英語のものもたくさんあると思います。
でも、フランス語の野球指導書なんてほとんどありません。
あったとしても、数年前の物。。。
やっぱり情報が古いんです。
同じアフリカの国でも、やっぱり英語圏のフランス語圏の国では
そういうところでもハンデがでてきてしまいます。
ツールがあるけど、買えない・手に入らないと
そもそもツール自体ないのでは大きな違い。
むしろ今回メインの対象先となっている中南米は
スペイン語とはいえ、野球の強豪国や盛んな国も多いので
ちょっとこっちのアフリカの方が
優先度高いのでは・・・と、当事者は僻んでしまいます。
今後、ぜひフランス語ver.の作成や西アフリカでの講習会開催等を
働きかけていきたいと思います。
もしかしたら、今後ブルキナとジャイアンツのコラボなんてこともあるかもしれません!!!
そして、今回の協定は
とりあえず2020年の東京オリンピックまでの予定とのことです。
野球競技の復活に、かなり期待している証拠ですね!!!