ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

選手コーチ

現在ブルキナファソでは、

首都のワガドゥグに7つの中学校チーム、4つの小学校チームがあります。

 

現在は、各学校の体育の先生や協力を快諾してくれた先生が

顧問のような役割を担ってくれていますが

 

それと同時に、選抜チーム等の選手をコーチとして各学校に

派遣する形をとっています。


この選手コーチは、年齢が15歳~20歳くらい


中学校のチームでは、同じ年齢くらいの選手に対して

始動をしています。

 

別に、指導経験が特別あるわけではありませんが

一緒に練習をしていると、こちらが見習わなければ!と思うようなことも

少なくありません。

 

 

ウセニ プレイング・マネージャー

 
最近、特に感心したのが

コンゴ・ウセニ 選手コーチ(15歳)

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彼は、中学校の選手という立場ですが

競技経験が他の選手よりも長く、選抜チームの練習にも参加しているため

コーチの役割も担ってくれています。


いわゆるブルキナのプレイング・マネージャーと言えるでしょう!!

 

 


彼が野球を始めたのは、2~3年程前に

通っていた中学校に野球チームがあったことがきっかけでした。


それからチームの練習には、ほぼ毎回参加をし


そして去年からは、選抜チームの練習にも参加するようになり

 

以前に紹介したことがあるバジエ兄弟と一緒に

選抜チームの練習グランドまで5キロの道のりを、毎週末歩いて通っていました。

 


時には、午前に中学校チームの練習で、午後は選抜チームの練習なんてことも。。。

 

しかし、昨年の7月頃家を引っ越してしまい

とても歩いて通える距離ではなくなってしまいましたが

昨年の夏休みは、バスで通ったり、親にバイクで送ってもらったりしながら

ほぼ毎回の練習に参加するような

とっても真面目で、野球にどっぷりはまっていきました!!

 

 

そんな彼も、長期休暇が終わり学校が始まると簡単には練習に参加できなくなってしまい

先日、久しぶりに行ったウセニの所属する中学校チームの練習に行ってみると

久しぶりに再会することができました!

 

 

頼もしい姿!

 

久しぶりに見て彼は、すっかりコーチのようになっていて驚きました!


練習の指示をしたり、指導したり、ノックしたり・・・大活躍!!

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しかも、こちらからコーチに任命したりお願いをしたわけではなかったのです。

 

チームの指導者がいない状況で

自分で考えてコーチの役割をしていたのです。

 


さらに!別の学校に巡回していたために

練習に途中から参加した私に最後まで

何もアドバイスを求めずに練習をやりきました!!

 


他の選手コーチは、私が練習に参加するとどうしても私を頼ってきます。

練習メニューの指示等をすぐに聞いてくるんです。


でも、彼はこの日、聞こうとする姿勢も見せず本当に1人でやりきりました!

 

その姿勢に、本当に感激しました!!!

 


確かに、コーチングの仕方等々まだ改善すべきところはありますが

この自主性や頼もしさには本当に嬉しくなりました。

 

去年の彼と比べるとすごい成長ぶりです!

 

それに、私だったらこの選手たちのレベルでは難しいかなと思うような練習を

チームメイトにトライさせ

それが意外と形になっていたりして

こちらが参考にしなければいけないようなことまでありました。

 

活動の成果


ブルキナでの活動で、指導者を増やすことは

私の活動目標でもありました。


しかし、その指導者の育成方法は研修会を行ったりすることではなく

私と一緒に練習をして、その経験からいろいろと感じとってもらおうことを

一番大切にして

一緒に練習している選手が将来的に指導者になってもらうことを目指していました。

 

自分の経験から言って、今の指導に根源にあるのは


本や座学で学んだ知識ではなく

自分が今まで監督やコーチに教えてもらったことがほとんどだったので。

 

今回のウセニの成長が見えたのは

少し自分の活動目標へのアプローチの仕方が間違っていなかったことを

確認することができて嬉しかったです。

 

延長をしなければ、任期はあと2ヵ月弱。

少しは活動の成果が出てきたのかな。