ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

ソフトボール大会 最終日~師弟対決の実現!!


15日(日)に3日間に及ぶ、インターナショナル・スクール・ワガドゥグが主催する

ソフトボール大会が終了しました。


ブログの更新は、なるべくタイムリーに!と思ってはいるのですが

大会最終日の日本チームの選手+2つのブルキナチームの指導者という3役を務めたのは

予想以上にグッタリ、気づいてみたらもう火曜日。


とりあえず、最終日を振り返ります。

 


日本チームの躍進!!

大会最終日の私にとってのメインは、

なんといっても日本チームの選手としての参加でした!!

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隊員+JICA関係者+日本大使館関係者で構成されたチームは

朝7:00から!午前中に3試合という超ハードスケジュールを物ともせず

予選の3試合を2勝1敗で、予選グループ2位で準決勝に進出しました。


特に、勝利した2試合の相手は

ブルキナファソのアメリカ大使館と台湾大使館!

日本の面目を守った大勝利!!


しかも、台湾チームは

これまで交流ソフトボールを何度か続けていて、一度も勝てていなかったのですが

今回が初勝利!!しかも、最終回にサヨナラHRでの劇的勝利。

選手だけではなく、応援に来てくれたたくさんの日本人関係者とも

喜び合い、大いに盛り上がりました。

 


そして、日本チームその日4試合目となった

準決勝の相手がプティ・エタロンでした。


そうです!準決勝で師弟対決ともいえる私の教え子たちとの対戦になりました。

 

 

試合前の予想

準決勝前の予想では、プティ・エタロンには勝てるだろうと思っていました。

昨年の6月には同じソフトで勝利しているし

昨年の12月にはガーナの日本チームに野球で負けているくらいでしたので

いつものように、ミスが重なったり劣勢になると

落ち込んで自滅していくだろうと思っていました。

 


いつもと違う・・・

ところが試合が始まってみると、エタロンが初回に2点を先制すると

選手たちがこれまでにみたことがない集中力を発揮し始めます。


まったくエラーもしないし、流れも良いからファインプレーも飛び出す。

その流れを攻撃に繋げ、今までみたこともないような打線のつながり。


あれ?この子たちってこんなに打てるんだっけ?


と思うほど、選手たちは集中して日本チームを倒しにきました。


いや、日本チームではなく私にとにかく勝ちたかったようです。


そして終わってみれば、0-6の完敗。


ここで日本チームは終戦。プティ・エタロンが決勝に進出しました!!

 

 

悲願の優勝へ!!

プティ・エタロンの決勝の相手は、

前日の予選で勝利しているインターナショナルスクールのSTAFFチーム

前日に二桁得点の大勝もしていましたし、

準決勝の良い流れを続けてもらいたいと思い

私はあえてベンチに入らず、他の日本人関係者と一緒にスタンドで応援していました。


そんな風にブルキナチームを外から見ることは初めてでしたが

決勝の試合前から選手たちが緊張しているのは一目瞭然。

 

試合が始まればミスが多く、その悪い流れも断ち切れない・・・

準決勝の時とは別のチームのようでした。

 

それでもなんとか粘りつつ
迎えた最終回 6点差のビハインドでしたが

ノーアウト満塁のチャンスを迎えます。

 

私は、スタンドからまさしく祈るようにしていましたが

 

バッターが打ち上げた内野フライに、全てのランナーが飛び出してしまって

まさかまさかのトリプルプレーで試合終了。。。

 

決勝でこんな幕切れあっていいの?ってくらい

本当に信じられないような終わり方でした。

 

選手たちは、得点したい気持ちが強かったんでしょう。

焦りもあったのでしょう。

選手たちを責めるわけにもいきませんが

もう少し冷静にいつも通りにぷれーしていれば・・・

 

誰も予想していなかった幕切れに、選手たちは唖然茫然でした。


プティ・エタロンは、第2位という成績で大会を終えました。


グラン・エタロンの結果

もう一つのブルキナチーム、グラン・エタロンは

この日残されていた予選1試合に勝利し、予選グル―プ4位で準決勝進出。

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ブルキナチームの時は、こうやってランナーコーチしていました。

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相手は予選1位のチームでしたが

初回に相手のミスに付けこみ7点を先制。


試合を有利に進めるかと思いきや、徐々にミスが続き

それが焦りを生み

最終的には2点差で敗退してしまいました。


連覇ならずで、悔しい準決勝敗退となりました。

 

大会を終えて

今回の大会の目標は、2つのブルキナチームでの優勝!

2冠というのを選手との目標にしていましたが

最終的に、プティ・エタロンは第2位、グラン・エタロンはベスト4と

目標には及びませんでした。


しかし、確実に選手たちの成長をみることができました。

特に、プティ・エタロンの成長は嬉しかったです。


野球の技術的にも、スローイング能力の向上は感じさせましたし

技術面でけではなく精神面でも少し成長していました。


去年の大会では、誰かがミスをするとすぐにケンカをする始末で

去年の試合中の目標は「ケンカをしない!」なんて状態でした笑


それが今年は、まったく無かったわけではありませんが

選手たちがミスをしてもアウトカウントを確認し合ったり

常に声をかけあったり、なんとか悪い雰囲気を脱しようとしている姿勢は感じました。


去年の大会では3試合中1勝しかできなかったチームが

決勝まで進出して5試合で4勝。しかも、大人のチームにも2勝していることは誇れることのように思います。


確かに優勝させてあげたかったし、私が決勝をベンチに入って指揮していれば

結果は変わったのかもしれませんが

優勝してしまうよりも、決勝での敗戦は良かったのかもしれません。

 

だって、敗戦の悔しさって勝った喜びよりも忘れにくいように思います。

この敗戦を糧にもう一度、選手たちには頑張ってもらいたいと思います。

 

プティ・エタロンが日本チームに勝利した時

私がいなくてももう大丈夫なのかなー と少し思ったりもしました。


でも、決勝の戦いぶりをみていたら

まだまだ選手たちに教えてあげたいことがあるな! と思いました。


せっかく任期も延長したので、まだ私のことを必要としてくれているみたいで良かったです笑

 

結果は残念でしたが充実した大会でした!

でも、一番強く思ったのは・・・


日本チームがプティ・エタロンに負けて、すっごく悔しかった!!!!