ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

マイナースポーツの仲間!ブルキナ ラグビー

先週末の日曜日

最近知り合いになったアメリカ人が

ワガドゥグでラグビーのコーチをしているということで

その練習にお邪魔して見学をさせてもらいました。

 

今回練習見学したのは、首都のワガドゥグで活動している

成人男性のチーム

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ただでさえ屈強なブルキナベなのに

もっとサイズが大きくて、がっちりした選手たち20人程が

練習に参加していました。


ブルキナベだけではなく、2名程欧米人と思われる選手も交じっていました。

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ラグビーの練習は、高校時代に

グランドの横で練習していたラグビー部を見たことがある程度でしたが

練習から結構激しくタックルをしているのが

すごく印象的でした。


自分がブルキナベの成人男性とサッカーをした時にも思いましたが

こんな屈強なアフリカ人を相手に互角の勝負をする

サッカーやラグビー等の日本の代表選手のスゴさを思いしらされます。


練習見ていると、思わず一緒にやってみたくなりますが

思わず恐怖心が好奇心を上回ってしまい今回は見送りました笑

 

 

マイナースポーツ

ブルキナファソではラグビーもマイナースポーツです。


ブルキナファソ国内のラグビーチーム数は、

 

成人男性のチームが

首都 ワガドゥグに5チーム

国内第2の都市 ボボデュラッソに2チーム

西のバンフォラに1チーム

計8チームです。


女性チームあるそうで

ワガドゥグとボボデュラッソに1チームずつ計2チームが活動しているようです。


子どもたちのチームは無いようなので

 

そう考えると、国内の競技人口は

今のブルキナ野球と対して変わらないかもしれません。


国民のほとんどが「ラグビー」という言葉を知らないというのも

野球が置かれている状況と一緒です。

 

また練習風景を見ていても

 

グランドで使われていたラグビーボールの数

 

わずかに3つ


チームに3つしかありませんでした。


コーチの人に聞いてみると

 

ラグビーボールブルキナファソでは買えないんだそうです。


ラグビー部の隊員が、ブルキナファソ

必死にラグビーボールを探していましたが

そりゃ見つからないわけです。

 

そんなわけで、同じ様な境遇が多いラグビー

突然親近感がわいてしまいました笑

 

ラグビーもボール一つあれば簡単にできるスポーツです。

 


でも、道具が簡単にそろえば普及が簡単というわけにはいかないようです。

それが現地で買えないとなれば当然のことですが

 

野球の普及が進まないのも道具のせいにしてはいけないんだと思います。

 

今回練習を見学したチームは

欧米人のコーチがいたこともあって

非常にキビキビしていたし、練習中の声の掛け合いもあり

素人から見てもすごくいいチームに見えました!!


ボールや道具が少ない中でもひたむきに練習している姿に

なんだか心打たれ

競技は違うけどお互いがんばろう!と

思わず声をかけたくなりました笑

 

 


世界の普及率

ブルキナファソとの関係が強いフランスは

ラグビーが盛んな国


ブルキナファソでは、フランスの影響で自転車競技などが盛んなので

ラグビーもある程度盛んなのかと思っていたら、意外とそうではありませんでした。

 

ちょっと気になってラグビーの国際的な普及率を調べてみました。

すると、私としては意外な結果が・・・

 


ワールドラグビーラグビー国際連盟)加盟国:115か国

ラグビーの世界の競技人口:約550万人


国際野球連盟の加盟国:124か国

野球の世界の競技人口:約3000万人

 

上記の数値は、インターネットで検索したものなので

データの年度も曖昧で、統計の取り方も不明確なので

本当に参考程度にしかならないですが

調べてみて驚きました。

 

国際的に普及されていないと言われている野球ですが

競技人口は、ラグビーの約6倍。


ラグビーは、ブルキナファソでみることのできる

フランスやヨーロッパの衛星放送で比較的簡単に見ることができるのですが


まったく放送の無い野球に比べて、ラグビー国際連盟の加盟国が少ないんです。

 

野球は普及がアジアの一部やアメリカ、中南米に偏っていることや

ラグビーが盛んな大洋州の小さな島国の人口が少ないことも関係していると思いますが

ここまで大きな差があるとは思いませんでした。

 

ラグビー

2016年のリオデジャネイロ五輪から、7人制ラグビーが正式種目に採用されます。

 


なんか野球を五輪種目に戻すために

国際化だ!普及だ!って盛り上がっていますが


正直、このラグビーの事実を知ったら


国際的な普及って、いったいどんなことを言うのかな?と疑問に思いました。

 

本当は、野球も十分普及していると言えてしまうのかも・・・?

だって数字上では圧倒的だし、こんなアフリカの小さな国でも野球をしている選手たちはいるわけですからね。

 

ラグビー大好きな欧米人も、この普及の現状知ったら驚くのかな。