ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

小学校大会 閉幕!!モヤモヤしながら

 

5月28日(木)から昨日、今日と3日間

計12試合が行われた小学校大会が無事に終了しました!!


5月も終わりだというのにまだまだ暑いブルキナファソ

気候だけは、日本の甲子園の様な感じでした!!


そんな暑さの中で、子どもたちは本当に頑張ってくれました。


普段の練習では見られなかった

フライを捕るシーンや、ホームランを打つ選手等々

こちらも見ながら楽しませてもらいました。


大会が始まる前は、選手たちがしっかりと参加をしてくれるのか。

大会初日は、初めての大会でアタフタすることが多かったですが


最終日の今日は、ゆっくり試合を観戦することができました。

 

ここで最終順位と、それぞれの学校の紹介を少しします。

 

 

優勝 カン(Camp)小学校

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f:id:hiroki-0410:20150531113134j:plain優勝カップ贈呈


ここは、グンゲンチームの選手たちが住んでいる地区にある小学校で

選手の弟も通っていたりします。

普段、グンゲンチームの練習や試合を見ていた子どもが多かったからか

ルールの理解も早く、見事初代チャンピオンになりました!!

 

準優勝 コミナル ゾゴナB(Communale)小学校

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大会前に、一番練習をしてきた学校です!週2回、毎週欠かさず練習してきました。

技術的には、一番レベルが高いチームでした。

予選では4戦全勝で1位通過。

しかし、決勝では1点差で惜しくも準優勝でした。

 

3位 タンセイガ(Tansèga)小学校

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5校の中で、唯一ワガドゥグ市外からの参加チーム。

練習を本格的に始めてのは4月から。それから私が3回程出張指導しただけでした。

予選の序盤は、経験の浅さから完敗をしていましたが

大会の中での成長が凄かった! 予選4位通過でしたが、最終戦の3位決定戦に見事に勝利しました!

 

4位 ゾーン・ドゥ・ボワ(Zone du bois)小学校

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ここのチームで一番目立っていたのは、選手ではなくコーチ笑

グンゲンチームの選手である ボンクング・カデル コーチ(彼は7月に日本に行きます!!)

まだまだルールに対して理解度が低かった選手たちを、大きな声でずっと引っ張っていました。

そのお蔭か、一番まとまりがあったチームはここの学校です!!


5位 ノルゲェン(Norghin)小学校

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惜しくも全敗と一度も勝利できなかったノルゲェン小学校。

なかなか練習プログラムが上手く組めなく、4月から本格的に練習を始めたのが大きな敗因です。

しかし、他のチームは小学校5年生が中心に構成されていた中で

ノルゲェン小学校は全員が4年生!! 大会終わった後も「明日は練習やる??」と真っ先に私に聞いてきました!

今後の期待値ではNo,1です!!

 

 

 

全てのチームで、私は巡回指導していたのでなんとなく力関係はわかっていたし

大会結果は予想していたのですが


今大会のサプライズは、なんと言っても第3位のタンセイガ小学校!!!

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野球経験がいないコーチがいない中で、本当に頑張りました!!

まだまだ首都ワガドゥグ中心に普及が進んでいるブルキナ野球にとっては

ワガドゥグ以外の地方に普及をし始め、

しかも結果が付いてきたことは、本当に大きな一歩です!!


私も数回練習に行っただけですが、この3位は本当にうれしかったです!

 


大会を振り返ると、多少の遅延やプログラムの変更はあったものの

各小学校も連盟も満足をして大会が終わりました。


しかし、正直言うと私はまったく満足しておらず、なんだかモヤモヤしたまま

大会が終わってしまいました。

 

 

決勝戦後

実は、決勝戦 カン小学校とコミナル小学校の試合後。

コミナルの選手たちは、1点差の敗北に悔しくて、なかなか納得がいかなかったようです。

泣いてしまう選手もいました。


そこまでは別に良いんですが、

試合後の両チームの挨拶を拒否する選手が現れ

そのうちに相手チームを侮辱したり、敗因を審判のせいにしたりし始めました。

 


優勝したカン小学校も

喜びのあまり興奮して、試合後の挨拶はそっちのけ。

それが相手チームへの挑発するような態度になっていきました。
(コミナルの選手たちの行動は、それが原因だったりしますが)

相手チームを敬うような姿勢はまったくありませんでした。


そして、また残念だったのがチームに付き添っていた小学校の先生や

ブルキナベのコーチまで同じような態度。


その後、このゴタゴタはしばらく揉めました。


そんな光景を決勝後に見たら、大会が終わった安堵とか満足感

選手たちの良いプレーも全て吹っ飛んでしまいました。

 

そんな簡単に子どもたちに伝えられるわけではないし、子どもたちが興奮状態だったのもわかるけど

まったく自分が子どもたちに大事なことを伝えられていなかったことを実感させられました。


それに加え周りのブルキナベや連盟のメンバーは、その行為を注意するものの

結局は「まだまだ子どもだから仕方ない」で済まされてしまいました。

 

絶対このままではいけない!!と思い

閉会式の最後に全体に話したいと思ったら、タイミングが上手く悪く

私が話始めたのは、司会者の締めの言葉後。


もう周りは、帰宅の準備を始めなかなか聞く態勢にはなってもらえず

自分の気持ちが高揚していたこともあってか、どんどんフランス語も出てこなくなり。。。

結局、言いたいこと・伝えたかったことは、1ミリも子どもたち、ブルキナベには届きませんでした。


なんだかよくわかんいけど、自分が情けなくなり

ここでの活動への想いが薄らぎかけています。

 

ただ思うのは

どうして、ブルキナベはいつもこうなんだろ。

なにかあると、すぐに人のせい。環境のせい。

いいわけばかりで

そんなことだから、逆境にも弱くてすぐに諦める。

 

それを国民性と思ったら本当に失礼だとは理解していますが

最近、これまで以上にブルキナベにイライラしてしまいます。