イライラの先にあるもの

ブルキナ生活も残りわずか。

そんな中で「さすがブルキナ！！」と思わせる一幕がありました。

電力会社にて・・・

私の離任の後、今住んでいるは他の日本人ボランティアが住むために

今は、電気や水道の契約の名義変更等をしたりしています。

そのために、先日ブルキナの電力会社を訪れました。

窓口に到着すると・・・まず担当者がいない！！

6つくらいの窓口がある中で、名義変更を担当をする所だけ

担当者がいないです。。。

私の前に誰も待っていないのなら仕方無いような気がしますが

なんと、私の前には既に2名のブルキナベが待っている状態でした。

その内の1人のおじさんブルキナべも結構待たせているようで

となりの窓口の担当者に

「ここの担当者はどこに行ったんだ？」

「お前が代わりにできないのか？」

とかなりイライラしている様子。

小言を言われたとなりの担当者は、どこ吹く風。

詫びることもしなければ、完全無視。

自分の業務を淡々とこなしていきます。

ブルキナベは「相手にしない」というのが、本当に上手です笑

そうして待たされること20分程。

やっと担当者が登場！！！

20代のちょっと若めのお姉ちゃん。

見るからに仕事がめんどくさそうな感じ。

席に座るや否や、まったく謝罪もなく、

めんどくさそうな態度が、さらにムスッとしていきます。

やっと来た担当者にも先ほどのおじさんは小言を言い続けますが

詫びることもしなければ、またまた完全無視。

「私、何か悪いことしました～？？」

と口には出していませんが、完全に体全体からそんな気持ちがにじみでていました。

まーここまで、あんまり自分は何も思わなかったんですよ。

仕事中でも、例えばスーパーのレジ打ちでも、銀行でも客がいなければ

携帯を触りだしちゃうくらいなので。

（コソコソもすることもなく、堂々と携帯で遊び、客を待たせたりします）

いよいよ、私の番！

私：「名義変更をしたいんですが。」

担当者：「・・・。」

　　　　無言でそれまで以上に、ムスッとした顔をします。

フランス語通じなかったのかもと思い、がもう一度

私：「名義変更をお願いします！」

担：「今、機械が壊れていてできないわ。」

私：「！！！！！！！！！！」

お姉ちゃんががどっか行ってて待たされたのは、我慢しましょう！

機械が故障しているのも百歩譲って良しとしましょう！

こればっかりは仕方がない！　故障はブルキナではよくあることです！

しかし、担当者のお姉ちゃんから「すいません」の一言がない！

コンビニのレンジの温め時間の数分だけでも

いや、電話での数十秒だって

「お待たせしました！」という日本人を見習え！！

口には出ていませんでしたが、また体全体から

「私、何か悪いことしました～？？」と空気がプンプンと。

「私が悪いわけじゃないし～」

きっとあのお姉ちゃんはそう思っていたはずです！！！（と思います）

ここで「はい、そうですか。じゃ～また来ますね！」

なんて簡単に引き下がったら、ブルキナではいけません！！！

こちらが本気のこと、困っていることを必死で伝えない限り

後日、何回来てももこのやり取りを繰り返さないといけません！

この2年間でしっかりそれを学んだので

私：「それは困る！！名義変更はここでしかできないはずなのに、私はどうすればいいんだ！？」

とお姉ちゃんが困るような質問を

担：半笑いをしながら
　　「機械が壊れているので私にはどうすることもできないわ～」

　　きっと「しつこい外国人」なんて思い始めていたのでしょう。

　　ここで引き下がっては、まだまだダメです！！！

私：「それはいつ直るんだ？私はいつ来れば良いんだ？」

担：「知らないわ～。」まだ半笑い。

　　きっと日本人のように髪が長かったら

　　今にも毛先を指でクルクルしそうな態度。

私：「知らないじゃないだろ！ここでできなかったら、私はどうすればいいんだ！どこに行けば良いんだ！？」

すると次第にお姉ちゃんがイライラし始め

（きっと「この外国人ウザイ！！」と思ったのでしょう。）

担：「これ以上のことは知らないので、奥の部屋にいる、課長に聞いてみてください！！」

　　最後はなぜかお姉ちゃんがキレてしまいました。

その後、課長の部屋に移動しましたが

そこでのやり取りはお姉ちゃんとのものとほぼ一緒。

まったく謝罪もなければ、いつくらいに直るかも自分たちからは言わない！

こちらが「いつ直るの？いつ来れば大丈夫なの？」と聞くと

「明日！明日！！」といかにも適当な返事！！！！！

ブルキナベのいう「明日」の信憑性は３０％以下です！！！！笑

ブルキナベの言うことにいちいちイライラするのは

こちらが損するだけなので嫌なのですが。

電力会社から出るときに

久し振りにイライラの先にある「どっくる疲れ」というものを感じました。

似たようなことは、この国で生活しているとよくあります。

かなりのあるあるです。

２日後に名義変更再挑戦しますが、果たして機械は直っているのか・・・

本当にブルキナのこういうとこは、どうしても許すことがきません。