ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

3つのグローブ ~その後・・・~

ご無沙汰しております。

 

久しぶりの更新となってしまいました。

 

未更新だった4か月の間にいろいろな動きがあったブルキナ野球ですが

一番大きなイベントだったが

6月下旬~8月下旬まで、以前にクラウドファンディングで資金調達をしていたプロジェクトの西アフリカ選抜の日本遠征

hiroki-0410.hatenablog.com

このプロジェクトが無事に終了しました。

 

このプロジェクトはさまざまなメディアで紹介されました

www.fighters.co.jp

sports.yahoo.co.jp

西アフリカ選抜に大声援 高知球場でFDと親善試合 |高知新聞

 

そんな中で以前にこのブログでも紹介した

日本の小学生からブルキナの野球選手にともらった3つのグローブ

hiroki-0410.hatenablog.com

 

このグローブたちを

今回西アフリカ選抜のブルキナファソ選手に手渡しました!!

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写真でグローブを持っているのがサノ・アミードゥ君。

 

私がブルキナにいるときから、抜群のリーダーシップで周囲を引っ張っていき、私はたくさん助けてもらいました。
そんな彼は、自宅のある地区の小学生を集めて
自主的にチームをつくり野球を教えています。

 

今回は、彼にグローブを託して
彼のチームで使用してもらうようにお願いしました。

 

大切に使われていたグローブ。
ただもらった!で終わることなく、
グローブを寄付してくれた人に
自分のグローブがどんな選手に使われているのか
そんなところまでしっかり伝えられたらと思います。

 

そして・・・
1年ぶりにあったブルキナでの7人の教え子と1人の同僚。
数十分の再会でしたが、みんな元気そうで何よりでした。

 

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次の更新では、ラシィナやジニオの活躍を紹介します!!

ジニオ デビュー!!!

【ジニオが公式戦デビュー】

今シーズンから新潟アルビレックスBCに所属しているジニオ選手が

公式戦デビューをしたようです。

 

結果は、2打数0安打。

 

詳しい打撃内容や、いつの試合かということはわかりませんが

BCリーグの公式HPの個人成績で調べることができました。

 

たぶん、途中出場でチャンスをもらえたのだと思います。

 

まだリーグが開幕して1週間強ですが、早速チャンスをもらえたようで一安心。
次は、結果を出すことに期待です!

 

 

チームとしても、5試合消化して
3勝1分1敗 で地区順位 1位となっています!!

 

 

【高知では・・・】

前回のブログでラシィナ選手のケガをお伝えしましたが

その後、詳しい続報は入っていません。

 

チームの成績は、4試合消化して

1勝1分2敗 リーグ最下位と苦しいスタート。

 

ラシィナの復帰と、これからのチームの復調に期待です!!

開幕早々・・・

独立リーグも開幕】

ブルキナファソ人選手2名が所属している

 

四国アイランドリーグが4月2日に

ルートインBCリーグが4月9日に開幕しました!!

 

ラシィナ選手が所属する高知ファイティングドッグス

ジニオ選手が所属する新潟アルビレックスベースボールクラブ

両チームともこれまでに2試合を消化しています。

 

残念ながら、両選手とも開幕スタメンではなく

ベンチスタート。

 

ラシィナ選手は、まだ試合出場のチャンスもないみたいです。

 

四国アイランドリーグでは、リーグの公式HPで全試合のスコアブックが

見れるためラシィナ選手が途中出場してもわかるのですが

 

ルートインBCリーグはスコアブックの公開はしていなく

簡易スコアのみの公開で

ジニオ選手がスタメンになるか

ツーベース以上を打たないかぎり活躍を知ることができません。。。

 

 

ただ二人とも開幕のロースター(選手登録)はされていたので

これからの活躍に期待です!

 

 

【開幕ロースターの争い】

高知ファイティングドックスでは

開幕前に24名の選手が公式戦に出場できる選手登録をされ

11名の選手が練習生として契約されたそうです。

 

きっと2月からの練習やオープン戦の結果でふるいにかけられたのだと思いますが

そこできっちり選手登録を勝ち取ったラシィナ選手は

改めて努力をしたんだなと感心していまいました。

 

きっとジニオ選手も同じ競争があったはずです。

 

しかし、シーズン中でも登録選手と練習生の入れ替えは頻繁にあるので

本当にここから2人にとって勝負です。

 

 

【心配なニュース】

そんなことで、これからが本番!!というときに・・・

 

どうやらラシィナ選手がケガをしたようです。

 

 

彼自身がfacebookであげていた情報で

詳しい症状はまだわからないのですが・・・

試合出場はできない状態のようです。

 

 

彼にとっては、きっと初めてであろう大きなケガ。

本人は相当ショックを受けているようで

 

大きなケガでなければ良いのですが・・・

勝者の裏にいる敗者

ご協力ありがとうございました

2月下旬からスタートした、西アフリカ選抜チームの日本遠征を

実現するためにたちあげられた

西アフリカベースボールプロジェクトのクラウドファンディング

readyfor.jp

お陰様で、目標金額350万円に到達し達成することができました。

 

これで、今年の6月下旬から8月上旬まで西アフリカ選抜として

11名のコーチと選手が来日予定です。

 

 

セレクションを勝ち抜いた選手たち

今回来日予定の11名は、

1月にブルキナファソで西アフリカチームの選抜のために行われたセレクションを

勝ち抜いた選手たちです。

セレクションは今回のプロジェクトの主催である

ブルキナファソ野球を応援する会」の代表(日本人)が現地に赴き

実技テストや面接で決めたそうです。

 

参加者は、ブルキナファソ以外にも

コートジボワール、ガーナ、トーゴ、ナイジェリアからも集まったそうです。

 

写真で、セレクションを見たかぎり

ブルキナファソの選手たちはほぼ私と一緒に野球をした子たち

20歳

 

以下の選手でした。

 

選ばれた選手も平均年齢17.8歳の将来のアフリカ野球の発展を託された

非常に若い選手たちです。

 

 

二人の補欠選手

実は選ばれた11名以外に、

二人の選手が補欠選手として合格していたようです。

 

 

ボコングゥ・アメッド(16歳)

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サンホ・ムサ(16歳)

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サンホ・ムサは、高知ファイティングドッグスのサンホ・ラシィナの実弟で

二人ともグンゲンチームという私がずっと教えていたチームの選手です。

 

 

セレクションを行うとき、私がブルキナファソに赴任している時からそうでしたが

参加するのに年齢制限は設けていません。

 

しかし、やはり実際合格するのは年齢が上の子たち。

 

特に、ラシィナと同じ年齢の18歳は

ブルキナ野球界ではゴールデンエイジ!!

 

ここ3年間で日本に野球留学したブルキナファソ選手の7人中

4人が18歳。

ブルキナファソ野球界をしょって立つのが、まさにここの年齢です。

 

このゴールデンエイジの選手たちは

日本の同年齢の選手たちとも遜色ない技術力があるため

下の年齢の選手たちが超えるのは至難の業となっています。

 

 

セレクションに参加する気持ち

参加するのに、年齢は設けていないものの

年齢による基礎体力や技術力に差があること

自分よりうまい選手や自分の実力というのは、きっと選手たちもわかっているはずです。

 

そん中で、年齢が下の選手たちはどんなモチベーションで受けているのか

気になったことがあります。

 

ちょうど1年前

日本に短期留学に行く選手を選ぶとき

「みんなにチャンスがある!」と言った建前、年齢が上の選手たちを選んでしまうと

 

「やっぱり年齢か・・・」と思われてしまうのを恐れて

 

わざと年齢が下の選手を選ぶべきか

もしくは完全に実力主義で選ぶべきか、迷ったことがありました。

 

 

そんな中で、今回補欠選手として選ばれた2人は

実力は及ばないまでも、やはり年齢が下の選手にもチャンスをあげたいという気持ちから特別に選ばれたそうです。

 

 

彼ら二人は、クラウドファンディングの最終的な寄付額によって

来日するかどうか決まるようです。

 

決して希望者全員を連れてくることはできないので

仕方がないことですが・・・

 

選ばれし勝者がいる中で、悔しい想いをしている敗者がいることを

ふと感じました。

 

 

 

8本のバットと3つのグローブ

【8本のバットと3つのグローブ】

写真に写っている8本のバットと3つのグローブ

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これは、「ブルキナファソの野球のために使ってください!」と言われ

もらったものです。

 

この道具をくれたのがこの二人

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赤丸で囲まれた中にいる4月から中学1年生になる双子の兄弟

 

この兄弟は、12月下旬に静岡でラシィナ選手を迎えて開催された

「野球で知ろう!アフリカ・ブルキナファソ」に参加してくれた兄弟です。

(写真は、その時に撮影されたもので読売新聞の英字版でも掲載されました。)

 

この時のイベントがきっかけとなり

小学校卒業と同時にいらなくなった野球道具をくれました。

 

彼らは、イベントで私が紹介した

「段ボールでグローブを作った」エピソードがとても印象に残っていて

今回の道具の提供を申し出てくれたようです。

 

 

【つながり】

これまでに多くの場所でブルキナファソ野球を紹介してきましたが

講演後にこうして直接道具をいただけるのは初めてでした。

 

自分が話したことがきっかけとなり

つながりになったことを嬉しく思います。

 

また、今回道具を提供していただいたご家族には

大変感謝しています。

 

 

道具を受け取り行った際に、お母さんから

「ラシィナ選手の他にプロ選手が出たんですか?

 主人がネットニュースで見たと言っていたんですが。」

 

こうして他のことにも興味を持ってもらえたことも、非常にうれしかったです。

 

 

 

【子ども用のグローブ】

今回いただいた道具の中で大変ありがかったのが

子ども用の2つのグローブ

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ブルキナファソでは、これまでに多くのグローブを日本から送っていただいていますが

その中で子ども用のグローブはほとんどないのが現状です。

 

ただでさえグローブが不足しているブルキナファソでは

子ども用のグローブは、ダイヤモンド並みに貴重なものです。

 

下の写真が、子ども用と大人用のグローブを比較した写真です。

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左側の黄色いグローブが大人用で、右側の子ども用と同じボールを入れています。

 

なかなか写真ではわかりにくいですが

かなり大きさが違います。

 

ブルキナファソでは、小学校1年生でも大人用のグローブを使うことがあります。

 

しかし、まだまだ手の小さい小学生が大人のグローブを使うと

うまくボールをつかむことができずに、捕球できないことが多々あります。

 

ただでさえ、ボールを捕ることにも慣れていないブルキナファソの子どもが

扱いが難しい大人のグローブを使おうとするのは無理があり

うまく捕球できないことが続き、飽きてしまうことが多くありました。

 

 

今のアフリカの野球現状からすると贅沢は言ってられませんが

やはり体にあった道具を使うことの必要性は

技術力の向上においても大切であると、現地の活動に感じていました。

 

だから、今回のグローブは非常にありがたかったのです。

 

お母さんからは「ボロボロで使えるかわかりませんが・・・」と言われましたが

まったく問題ありません!!

 

多少破れていても、ブルキナファソにとっては貴重なものです。

 

 

【いらなくなった野球道具ありませんか?】

ブルキナファソだけではなく、世界中で

特に青年海外協力隊が野球指導をしている国では野球道具が不足しています。

 

もしいらなくなった野球道具(グローブ、バット、ボール等)や

小さくなったユニホームやスパイクがありましたら

 

ぜひご連絡、ご提供ください。

 

こちらのブログのコメント欄に書いていただいても構いませんし

ブルキナファソ野球を応援する会にご連絡いただいても大丈夫です。

 

ぜひよろしくお願い致します。

 

またJICAでは野球以外のスポーツ用具や

楽器や文房具等を募集しているプログラムがあります。

 

www.jica.go.jp

ぜひご興味があれば、JICA HPをご覧ください。

 

 

 

 

クラウドファンディング

以前にブログで紹介させていただいた、

西アフリカ選抜チームの日本遠征に関わるクラウドファンディング

readyfor.jp

 

期限まで残り6日となりました。

 

目標金額 350万円  現在までの支援金額 330万円

 

残り20万円

 

ぜひこちらにもご協力お願い致します。