シアバターを利用して
グンゲンチームの全員で、一斉にグローブの手入れをさせました。
昔は、隊員が近くに住んでいたこともあり、毎日しっかりと道具を磨いていたようですが、最近はグローブを見るからに手入れをしていない。
また、紐が切れたり痛んだグローブも多かったので、この機会に練習後に
時間をつくりました。
活躍したのは「シアバター」
今回活躍したのがこちら
「シアバター」です。
名前くらいは聞いたことがある方が多いかもしれませんが、
シアーバターノキの実を加工した保湿クリームです。
ブルキナファソの名産の一つで、日本でもシアバターの石鹸、ボディーローション等で人気のようです。
乾燥が激しいブルキナファソでは、一般家庭でも非常によく使われていて
値段も安い!!
写真の容器(一般的にハンドクリームが入っていそうな容器)で500FCFA(日本円で100円)
通常のグローブの手入れ
通常グローブを手入れする場合は、専用のローションがあります。
靴用の靴墨やローションがあるのと同じ様に。
しかし、そんな物はブルキナファソで手に入るわけもなく。
乾燥のせいなのか、痛みも激しいために、何か対策を考えなければ・・・
日本から毎回道具を送ってもらうわけにもいかない。
そこで、動物の革と人間の皮で違いはあれど、グローブに「シアバター」を応用できないかと思いました。
試しに使ってみると
使い方が正しいのかはわかりませんでしたが、試しに使ってみると
意外と普通に使うことができました。革に潤いを与えることができ、乾燥は防ぐことができ、なかなかの効果がありそうだと判断。
もしかすると、革にとっては悪い影響があるのかもしれませんが・・・
ブルキナファソで簡単に手に入ることができるものを使うのならば、手入れもしやすいと考え、今回は全員に使わせて手入れをさせました。
弟選手たちも
なんでもお兄ちゃんたちのマネをしたくなる、選手の弟たちチビッ子選手たちも
自分のグローブを持って来て、手入れを始めました。
お兄ちゃんたちよりも真剣に、時間をかけ、大量すぎるシアバターと一緒に・・・
完全に塗りすぎでした。
終わった後はご満悦。自ら写真のリクエストをしてきました。
本当は、自分たちでやるのが一番ですし、選手たちもわかっているでしょうが
やはりなかなか自らやるのは、ハードルが高いのかもしれません。
またちょくちょく同じような機会をつくっていこうと思います。