ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

2015年 日本の挑戦者!! 1/3


ナイジェリア人コーチのインカ コーチが、ブルキナファソを旅立ちました。

今回一緒に練習できたのは4日間ほどで

しかも今回インカ コーチが選手に伝えていたのは

ほとんどが昨年の滞在で教えてもらたことばかり。

彼はしきりに「ベーシック」という言葉を繰り返していました。


なんとなくメジャーリーグや外国の野球って

すごく大味で、あまり小さなことを気にしないようなイメージがありましたが

それは間違いで

日本よりも基礎基本というものを大切にするのかもしれません。

 

あと、もう一つ考えたのは

インカ コーチの母国のナイジェリアは、アフリカの中ではNo.2くらいの実力があります。

そんな国でも野球道具は、母国で買えないような環境です。


日本のようにすぐプロ野球を観れるわけでもなく、学ぶ場所は環境、ツールが少ないはずです。


もしかすると、そのような環境では基礎基本以外の選択肢が少ないのかもしれません。

日本はいろんな理論があって、プロ野球選手のマネをすることもできますし

いろんな選択肢がありますから。

 

インカ コーチは、ブルキナを旅立って次の訪問先、隣国のガーナに向かいました。


今年中にもう1度、ブルキナに訪れるかもしれないそうです。

 

 


さてさて、以前のブログで

今年度日本で野球を学ぶ選手を選ぶセレクションを現地で行ったことを

お知らせしましたが

今回は、そこで選ばれた選手を紹介します。

 

セレクションの3つの条件


4月12日(日) 22人の選手たちが集まり日本行の切符を賭けたセレクションが行われました。

今回は地方都市のチームからも2名の選手が参加しました。


といっても、参加選手のほぼ全員が一緒に練習をしてきた、いわば身内のような存在。


正直、行かせてあげられるものならば本当に全員を行かせてあげたい!!


選手たちの日頃の練習や練習以外のところも、

良い部分も悪い部分もわかってるだけに

セレクションの当日はフラットな気持ちで臨むことが難しかったです。


そんな中で、今回のプロジェクトの主催者のブルキナファソを応援する会の方々とも相談して決めた求めた人材は

 


①圧倒的な実力がある!!


②「日本に行きたい!!」という気持ちがプレーや行動に表れている!


③自立した選手


この三つのどれかに当てはまる選手を探しました。

 

そんな中で選ばれた選手は、3名!!

 

 

ブルキナ代表の4番!!

 

1人目 セドリック・ジュニオール選手(19歳)

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彼は、昨年も日本に行った選手です。

hiroki-0410.hatenablog.com

 

192センチの長身で昨年のガーナ遠征では

ブルキナ代表チームの4番を打ちました。


以前は、ファーストや外野をやっていましたが

日本から帰国した後は、ピッチャーを希望し、練習を本格的に始めました。


セレクションでは、50m走で6.2秒、遠投では100mを投げ

圧倒的な実力で、このセレクションを勝ち抜きました。

 

しかし、彼には一つ問題が・・・

 


それは、時々練習をサボってしまうこと。


セレクションから1週間後の一昨日の練習も、無断欠勤。

決して、モチベーションが低いわけではなく

日頃の練習では、他の選手たちを鼓舞したり、取組みを注意したりするような存在なのですが

少し自分に甘いところが・・・


そこを直せば、夢のプロ野球選手もグッと近づくのかもしれません。

 

昨年日本に行った4人の中で、今年も日本に行くことができるのは

このジュニオールだけです。


他の3人も、ブルキナに帰国してからの7か月間

努力もしてきたし、成長もしてきましたが

なにかもう一息!!という感じでした。


先ほども書いたように、できることならみんな日本にまた挑戦させてあげたい。


彼ら4人は、特に厳しい目でみました。

「本当にプロ野球選手になれるのか?」と考えたときに

可能性があるのはジュニオールだけだと判断しました。

他の3人にとったらショックかなーと思いきや

その後も練習も普段通りに取り組んでいます。


個別に話した時も、全然モチベーションは下がっていませんでした。


この3人以外でも、テストを受けた多くの選手が

しっかりセレクション後の練習は来ています!!


そんな中で、直後の練習を休んでしまったジュニオールくん。


今後の奮起に期待です。

 

 

残りの2名の選手も、また紹介します。