ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

メイド イン ブルキナファソ 第3弾

 

メイド イン ブルキナファソ 第3弾!!

 

今回は、ボールに挑戦してみました。

 

普段練習しているグランドは、小石が多く、硬球で練習をしていると

すぐにボールの糸の部分が切れたり、

少し古いボールだと、皮が切れて使えなくなってしまいます。

 

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糸だけならば、自分たちで直すことができますが、

さすがに皮になると、そういうわけにもいきません。

 

そこで、革製品を扱う職人さんにボールの革の部分だけ

裁断して作ってもらいました。

 

それがこちら

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これは、羊の革です。ブルキナでは、家畜としてもたくさんいて

一番手に入りやすい革だと思います。

ちなみに、日本で使われているボールは、牛革が使用されています。

 

触ってみると、羊革は牛よりも、合皮のような感じがしました。

 

 

次に、これを持って破れた靴の修理をする職人さんの元に行き、縫う作業をしてもらいました。

 

しかし、ここで思わぬハプニングが・・・

 

なんと羊の革は弱く、縫っているとすぐに破れてしまうことが判明。

 

すぐに職人さんが、別の革を用意してくれました。

 

その動物が、こちら

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長い角が特徴的な「アンテロープ」という動物です。

ウシ科の動物ですが、時速100㎞/h で駆け抜けることができるスゴイやつです。

西アフリカ~東アフリカの内陸部に広く生息しており、ブルキナファソでも見ることができる動物のようです。

 

最初は、名前を聞いてもまったくわからなかったのですが、

自宅でネット検索してみると、まさかこんな動物だとは思いませんでした。

 

そして完成したのボールがこちら

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とりあえず一発目ということで見本を渡して、どの程度の物ができるかと思い、

あえて事前に詳しくは説明しなかったところ

少し縫い方に違和感のある形になりました。

でも、その他は何も問題はなく、丁寧に作ってもらいました。

 

そして、思わぬ収穫だったのが

アンテロープ革は、牛革よりも強度が強そうだということです。

 

少し、硬いのか、使用していても牛革よりもボールに傷がつきません。

練習に使うのには、この革は丁度良いかもしれません。

 

しかし、まだ問題もあります。それは、価格です。

羊革・・・250FCFA/1枚

アンテロープ革・・・500FCFA/1枚

 

やはり、アンテロープは高いです。たぶん牛だと、この間くらいな気がします。

大量に購入すれば、安くなるという話もあるので、

これからまた試行錯誤していきます。