ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

選手たちのすごさ

まさかの結果で幕を閉じたセレクションから早2日・・・

 

僕の中でも悶々とした気持ちがあったり、疲れてぐったりしていましたが、選手たちの様子が気になり、昨日、今日もグンゲンに行きました。

 

選手たちが相当落ち込んでいたり、練習へのモチベーションも下がっていることを心配していました。

 

しかし、そんな心配は不要だったようです。

 

 

 

さすがにセレクションの翌日ということで、休みたい選手もいるかと思い

事前に練習はせずに、今年の甲子園のDVDを観ることを伝えてありました。

選手たちは、学校があったり、セレクションの翌日ということで

あまり集まらないことも予想していましたが、

ほとんどの選手はやってきて、9人ほどで観賞してました。

 

そして、選手たちが観賞中に言い出した提案に驚きました。

 

「自分たち選手で、小さな組織・会を作りたい。そこで毎月選手から500FCFAを集め、それを練習環境の改善や、セレクションや日本へのプログラムの為に使いたい。

いつまでも、日本に頼るわけにはいかないから」

 

 

これを聞いたとき、もう泣きそうになりました笑

あまりにも、突然言われたので本当に驚きました。

いや~まさか、自分たちでこんなことを考えるなんて・・・やっぱスゴイです。

グンゲンの選手たちは。

しっかり、セレクションの結果を考えて、どうしたら良いのか自分たちで考えていました。

 

 

そして、今日。

セレクション後、初めての練習を行いました。

そこでも、驚くことがたくさんありました。

 

まず、練習に来た人数。

13人ほど、ほとんどのグンゲン選手が参加しました。

正直、セレクションのすぐ後ならモチベーションが下がって、来たくなくてもおかしくありません。

 

そして、練習の様子も・・・

各自が、僕が何も言わなくてもティーやキャッチボール、自然とやり始めました。

また、選手同士で技術的なことをアドバイスや指摘しあって練習をしています。

そして、ぼくに積極的にアドバイスを求めてきます。

今までには、あまりなかった光景です。

 

とどめは、リロと呼ばれる選手が来たこと。

リロ君は、他のグンゲン選手に比べると野球を始めたのが2年ほど遅く技術レベルも低いです。

そして、先日のセレクション後のミーティング中にあくびをし

セレクションを主催した代表から、みんなの前で相当怒られました。

そして、プロを本気で目指しているのか。と、なかなか厳しく問われ

上手く返すことができませんでした。

 

僕は、そんなリロ君が、野球が嫌いになったかなーと思い

僕が一番気にしている選手の一人でした。

 

今日の午前中にリロ君から電話があり、今日の練習時間を聞かれ

グランドにもしっかり顔を出しました。

そして、いつになく真剣に取り組んでいます。

 

今まで、練習時間の確認なんてこともしなかったし

土曜日は、ほとんど練習に参加していなかったのに・・・

 

 

今日の練習でも、嬉しかったこと、驚かされたことがたくさんありました。

 

 

まだ2日ですが、セレクションでの決断が良い方向に向かっている気がします。

 

 

選手たちは、スゴイ!! 彼らには、いつも驚かされます。

 

さて明日は、Fête de カレーライス!!