ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

すごーくマニアックな野球情報

すごーくマニアックな野球情報

先週末、あんまり・・・というか、まったく日本で報道はされていないと思いますが。

実は、国際野球界にとっては、ちょっと歴史的なイベントがあったのです。

 

先週の5月10日に、記念すべき第1回目の世界野球・ソフトボール連盟の総会が行われました。

元々は、野球とソフトボールでは統括する国際連盟が違ったのですが、

五輪競技の復帰を目指して組織が統合され「世界野球・ソフトボール連盟」として新たにスタートたのが去年。

そして、今回が第1回目となる設立総会になりました。

 

それだけでも、歴史的なのですが・・・

 

それだけではなく、開催された場所は北アフリカチュニジア

以前の国際野球連盟からみても、初のアフリカ開催となったのです。

 

一応、チュニジアにも連盟があり、チームがあるということですが

私もこの総会のことを知るまで、チュニジアで野球がやられていることは知りませんでした。

(きっと他国からすると、ブルキナファソも同じような立場でしょうが・・・)

 

わが国からは、連盟長が9日~11日の3日間参加し、精力的に活動してきたようで

いろいろな報告を受けました。

 

 

ここからは、その連盟長からの情報を元に

もっとマニアックでディープなアフリカ野球情報お伝えします。

 

1.アフリカ野球・ソフトボール連盟の理事長が変わる

以前のアフリカ野球連盟では、ナイジェリアに本部があり、理事長もナイジェリア人でした。

しかし、今回の同じタイミングで行われたアフリカ野球・ソフトボール連盟の総会で

本部をチュニジアに置き、理事長がチュニジア人、副理事長がコートジボワール人になりました。

これって、個人的に意外と大きな変化と思っています。

 

ナイジェリアは、アフリカの中でも野球先進国と言われ、強豪国でした。

公用語も英語です。それもあって、本部や理事長が置かれていたのでしょう。

 

しかし、今回の決定でまだ国際大会にも出場して国、

公用語が英語でない国から、理事長等が選出され本部も置かれました。

これまで、英語圏の国がが圧倒的強さを誇っっていた、アフリカ野球の勢力図も変わっていくかもしれません。

 

ちなみに、我がブルキナファソ野球・ソフトボール連盟長も

アフリカ野球・ソフトボール連盟の事務総長になりました。

詳しい役割はいまいち不明ですが、本人は「大会をプログラムするんだ」と意気込んでおりました。

 

2.フランス語圏野球・ソフトボール組合の設立、大会計画

フランス語圏の国が協力していくための、フランス語圏野球・ソフトボール組合が発足されました。

西アフリカ諸国と、欧州からフランスやベルギーなど14か国ほどが加盟したそうです。

 

そして、早速大会の日程が決められました。

2017年7月 コートジボワール アビジャンにて、12歳以下のフランス語圏大会の開催が予定されています。

 

 

まだ2020年の東京五輪での、正式種目復帰の可能性があるみたいですし

今回の様々な決定が形式だけのものにならないように

現場で頑張ります。