ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

グンゲンチーム優勝!MVPは サンホ・ラシーナ選手!!

8/17,18にブルキナファソ 全国大会が開催されました。

今回は、5月に行われた高校生の大会とは違い、クラブチームの大会で

大人たちの大会でした。

年に1回、毎年開催されています。

 

参加チームは、首都ワガドゥグの3チーム、地方チームが2チームの計5チームが参加しました。

地方には、全部で6チーム程ありますが、どのチームも選手不足で出場できない状態で、今回は地方から2チームだけの参加となりました。

 

しかし、大会2日目に参加費を払えないチームが現れ、2日目は出場できなかったり

ルールのことで何度も揉めたり・・・

やはり大人たちの大会になると、色々複雑なことになっていきます。

大会全体としては、決してスムーズとは言えない運営になってしまいました。

 

でも、アフリカ人は議論しなければ気がすまいから、これで大丈夫だ!

と、みんな言っていました。

 

僕は、大会全体の運営もしながら、サンホ・ラシーナ君が所属し、いつも練習にいっているグンゲンチームを指揮しました。

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使用しているのは、硬式ボール。20歳を過ぎている選手が多く、高校生大会の時とは違い、かなりの迫力がありました。

そして、今回は、マウンドも作りました。もちろん手作りです。

 

僕の指揮したグンゲンチームの結果は・・・

対クドゥグ  13-0 〇

対パスパンガ   9-3   〇

対ダポヤ   20-0    〇

 

決勝

対パスパンガ 22-2 〇 優勝

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前回大会も優勝している、見事グンゲンが連覇をはたしました!!

 

それにしても・・・

グンゲンチームは強すぎました。もう他のチームとは格が違い、ブルキナ国内には

もう敵がありません。

相手のエラーも多かったですが、鋭い打球を打つし、

守備も軽快にアウトをとるし、

日本の高校とでも、なかなか良い勝負ができるレベルだと思います。

グンゲンチームは、一番年上の子でも19歳くらい。平均では、16歳くらいです。

大人たちは、まったく歯がたちませんでした。

 

しかし、グンゲンチームは、4年程前からほぼ毎日練習しているので、このぐらいの力の差がつくのは当然だと思います。

去年の大会も、決勝は同じ組み合わせでしたが、スコアは13-9

この1年で、かなりの差が開きました。

 

大会MVPは

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サンホ・ラシーナ選手(写真は、MVPの表彰時)

大会中は、打ちたい気持ちを抑えられず、ボール球を打つことが多々ありましたが

決勝ではホームランも放ち、大活躍。

彼に金属バットを持たせたのが間違いでした・・・。

いや、ラシーナだけではなく、グンゲンチームに金属バットは間違いだったかもしれません。

 

グンゲンチームは、練習でやってきたことを、しっかりと試合で発揮できたので

彼らは良く頑張りました。

 

 

グンゲンチームの優勝は良かったですが、

他のチームとの差は明らかで、グンゲン以外のチームのレベルを上げないとブルキナ野球の発展は難しいと、今回思いました。

ルールの理解度も、首都と地方チームでは違うし・・・

年に1回大会のみに野球するチームと、毎日練習するチームが同じ大会で戦うことにも限界があるのかもしれません。

来年の運営も、いろいろ考えさせられました。

 

 

とりあえず・・・

今日はグンゲンチームと祝勝会です!!!