それはまさに甲子園のように・・・
「ブルキナ野球 高校生大会」が本日閉幕しました。
2週間にわたって、4日間 計14試合が行われ
本日 3位決定戦・決勝!!
決勝戦は、前回大会覇者の「Nelson(ネルソン)」対「L・M・P(パスパンガ)」の
組み合わせとなりました。
決勝戦には、在ブルキナファソ日本大使にもお越しいただき
試合前にはセレモニーを行いました。
こうして並ぶと、なんだか雰囲気が出てカッコよく見えます!
キャプテンが大使に選手を紹介しながら挨拶。
これ、サッカーの国際親善試合等で良く見る光景!!
しっかりと様になっていて、すごくカッコ良かったです!
決勝戦には、全チームが集まり、JICA、スポーツ省、大使館等の様々な方々にも
応援に駆け付けていただき、ギャラリーも増え、大変盛り上がりました。
ちなみに大会前の練習試合の両チームの戦績は
ネルソンの2勝0敗とネルソンに分がありました。
はたして決勝は・・・
試合は、白熱した投手戦となりしました。
特に、パスパンガ(青ユニホーム)のピッチャー
長い手足から投げ込まれるストレートに
(手足の長さだけは、それはまるで阪神の藤浪君のようです!)
強打ネルソンの打者は封じ込まれます。
そして結果は・・・
ネルソンの連覇ならず!
パスパンガ 2回 タイムリーヒットにより得点
その後、何度もピンチがありましたが、
勝負所は、全て三振で切り抜け見事な完封勝利!!初優勝です!!
MVPは、もちろん決勝で完封勝利したパスパンガの藤浪君!!(ピッチャー)
パスパンガチームは本当に真面目に練習する良いチームだったので
その様なチームが優勝してくれて嬉しかったです。
おめでとう!!パスパンガ!!
大会を通して驚いたことが2つあります。
一つは、短期間の選手の成長です。
なぜか昨日のゲームから突如、僅差の接戦やサヨナラゲームがあったり
今日行われたもう1試合 3位決定戦も3-2のスコアでした。
今日にいたっては、押し出し四死球による得点もなく、
先週のフォアボール連発0ー10などの試合が嘘のようでした。
また、今日は外野手が大飛球をキャッチできたり・・・
普段では見られない好プレーならぬ、「奇跡のプレー」の連続でした。
試合を通して、選手たちが投げ方・打ち方のコツを掴んだり、緊張がなくなって
思い切ったプレーができるようになったりしたのだと思います。
たった4日の1チーム2~4試合で、本当に上手くなりました。
そして、2つ目は選手達の真剣さです。
決勝で負けたネルソンの選手の中には涙を流して悔しがり・・・
グランドには小石だらけなのに、スライディングしたり・・・
一つ一つのプレーが本当に全力で、真剣でした。
練習中は、いつもやる気があるのか無いのか、わからないし
キャッチボールもいまいちで
まだまだ日本の「甲子園」には遠く及びませんが、
「ブルキナ甲子園」と言っても恥ずかしくないような選手たちのプレーでした。
この大会が、いつか「甲子園」のような大きな大会になる可能性を少し感じました。
そして、なんと!!
この大会の興奮が冷めやらぬ、このタイミングで・・・
ブルキナの学校は3ヵ月程のバカンス(夏休み)に突入します。
「甲子園」に近づくために
たくさん練習をさせたい!!いや・・・させよう。
選手のモチベーションが下がらないうちに。
近々、また動画もアップしたいと思います。