ゾウに出逢える ナゼンガ国立公園
今年の目標として、2015年1月にたてたのが
「国内旅行」
それまでの約2年弱の任期で、まったく旅行に行くことなかったこともあって
もっとブルキナファソを知るために、3年目に向けてたてた目標でした。
しかし、今考えると
目標が遊びに関してのもので
なんとも浅はかだったかな。と少し反省もしました。
日本は現在GWの真っ只中ですが
ブルキナファソも5月1日金曜日から3日日曜日までが3連休でした!!!
それに合わせて、目標を達成すべく国内旅行をしてきました!
しかも、ブルキナに赴任して初めての泊まり旅行!!
旅先は・・・
ナンゼンがへの道のり
まず首都のワガドゥグから南に約180キロ程にあるポーという街へ。
ガーナの国境に近いこの街では、ガーナのビールやパンも売られていたりします。
ワガから車で2時間弱。
もうそれだけで、自分にとっては既にブルキナファソでの最長距離移動となりました。
そして、ポーからナゼンガ国立公園までは西へ15キロほどの距離ですが
舗装されていない道なので30分~45分くらいかかります。
そして到着するのがナゼンガ国立公園の入り口
入り口では、入園料を支払ったり
ちゃんと管理がされていました。
(一人 たしか4,000CFA 日本円で800円。その他にも車の通行量やカメラの持ち込み料をとられます)
ブルキナファソではアフリカゾウが生息する最北の地と言われています。
しかし、あるゆる場所にいるわけではなく
ブルキナファソ内でも、象が生息すると言われているスポットは3か所程あり
このナゼンガ国立公園が、おそらく一番観光地として整備がされています。
ブルキナファソで3本の指に入る観光地と言えると思います。
いよいよ公園の中へ
これが公園内の地図。
半径30キロほどの敷地が国立公園とされていて
その中には、村など人の住むような場所はなく
ガーナ国境に接しています。
入り口を通った後は、さらに35キロ程進んで公園の中心部に向かいます。
しかし、入り口をすぎると道はさらに険しくなっていき
四駆でなければ進めない道をひたすら1時間半程進みます。
やっと公園の中心部に到達しても
動物たちを発見するためにさらに奥へと進んでいきます。
その道は、さらに険しくなります。
タイヤ痕を辿っていく以外なにも目印もありません。
なかなか簡単にはゾウにも他の動物にも会えません。
突然の登場!
しばらく進むと・・・(いや、意外とすぐの時もありました!)
すると突然現れました!!!
象の群れ!!
今回の滞在では、夕方と朝の2回 公園内を探索したのですが
どちらも1時間~1時間半の間に
6~10頭ほどの象の群れを3回ずつ観れました!!!
しかも距離がなかなか近い!車での探索なので車のの中からの観察になりますが
一番近い時は15m程の距離にあったと思います!
思ったよりも近くて迫力満点!!感動でした!!
少し象について調べてみたら
アフリカゾウの方が、獰猛で人に懐きにくいとも言われているようです。
だから、動物園やサーカスにで見るようなゾウは
アジアゾウが多いんだとか。
他の動物たち
この国立公園の中には、約700頭のゾウが生息しており
象の他にもこの国立公園には20種類くらいの動物がいます。
鳥類を含めると、もっと見られる種類は多くなります。
(しかし、ここには肉動物はいないようです)
今回は、ゾウの他に
ブッシュバック(角があって鹿みたい)
ウォーターバック(こちらも大きいシカ!と言う感じ)
イノシシ
猿にワニ等々・・・いろいろ見れました!!
この時期は、乾季で水場が限られている!草木も生い茂っていないので
動物が発見しやすいベストシーズンで、多くみれたようです。
でも、今回発見した動物の中ではゾウが一番発見しやすく
ゆっくり見ることができました!!
他の草食動物は、車が近づくとすぐに逃げてしまいますが
ゾウはある程度の距離を保ちながら、すぐに逃げるようなことはありません。
一番のメインが、しっかりと一番楽しめることができる
なんとも嬉しいことです!!
ブルキナで感じることができるアフリカ
「アフリカ」と聞くと野生動物を想像する方も多いと思います。
たしかに、野生動物の宝庫のような国がありますが
そのような国はほとんど東アフリカに位置しています。
ブルキナはその反対の西アフリカの国。
正直、動物園で見るような野生動物はほとんどいません!!
しかし、このナゼンガ国立公園が日本人の多くの方が想像するアフリカの姿に似ているかもしれません。
ぜひぜひブルキナので最北のアフリカゾウを見るのはいかがでしょうか??