ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

こうして野球が伝わった

 

今から15年程前・・・

 

とあるアフリカの小国に一人の男がいました。

 

彼は携帯電話会社に勤めている、ごく普通のビジネスマンでした。

ただ彼が少し特別だったことは、世界の中でも最貧国の一つと言われる彼の国では

裕福で少し余裕のある暮らしができていることでした。

 

ある時、彼は出張で隣国に行った際に一つのスポーツに出逢ってしまいました。

 

小さなボール投げ、長い棒でボールで打ち、

人々はボールを追いかけ、棒を打った者は走り回る。

 

彼は聞きました

「これは何をしているんだ?」

 

その国の人は応えました。

「Baseball」だと・・・・

 

これが、アフリカの小国 ブルキナファソに「Baseball」が伝わった瞬間でした。

 

一瞬にして、Baseballに魅了された彼は、帰国するや否や

Baseball発祥の地、アメリカの大使館に駆け込みます。

 

「Baseball がしたいんだ。道具をもらうことはできないか?」

 

アメリカ大使館は、彼のお願いに

 

「O.K.任しておけ。」

 

こうして、アメリカ大使館の支援により野球の道具が

ブルキナファソにもたらされました。

 

そして、彼は自らが会長となり

ブルキナファソ野球・ソフトボール連盟」を設立しました。

 

その後、

2004年 ブルキナファソ代表は、北京五輪の野球 アフリカ予選に参加したのでした。

 

 

 

 

これが ブルキナファソに野球が伝わった時のお話です。

 ノンフィクションです。

 

少し、脚色した部分はありますが

「一人のビジネスマンが隣国で見たスポーツを見て、自国に持ち帰って

 大使館に支援を頼み、連盟を自ら作ってしまった」という、

あらすじに嘘偽りはございません。

 

 

この話は、ブルキナファソで初めて野球を教えた日本人の方に聞いた話です。

 

 

ブルキナファソの人口 1500万人

現在の野球人口     約200人

 

4年程前には野球人口 約40人だったみたいです

 

そうです。アフリカに野球なんて根付いていません。

 

僕の想像に遥かに超えた環境に笑えてきました。

 

実際に行ったらもっと僕の期待を裏切ってくれそうです(笑)

 

最近不安ばかりだったけど、話を聞いてワクワクしてきました!!