ブルキナファソで野球しよう!

青年海外協力隊として、西アフリカのブルキナファソで野球指導の活動中!!

親善試合が終了しました!!

 

7/12~14の3日間、首都ワガドゥグにて開催されていた
野球の国際親善試合は無事に終了しました。

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今回ブルキナファソに遠征したのは
コートジボワールの首都:アビジャンで活動する

「sociers」というリトルリーグのチーム

年齢は11歳~14歳の14名、コーチ3名です。

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写真の向かって左側が「sociers」

ユニホームも揃っていて、カッコ良かったです。

 

対するブルキナチームは、高校生チームを中心に選抜チームを2チーム結成し

最終日はその2チームの合同チームで臨みました。

 

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気になる結果は

<第1日目>ブルキナ チームA   6-6  sociers △

<第2日目>ブルキナ チームB   5-20 sociers    ✕

<最終日> ブルキナ チームA+B 10×-9 sociers 〇(サヨナラ勝ち)

 

戦績は1勝1敗1分け 親善試合としては、これ以上ない戦績となりました。 

 

<第1日目>は、途中降雨による1時間半ほどの中断がありましたが、無事に試合が行えました。先制されたものの、中盤で逆転しましたが、終盤に同点にされるという白熱した試合展開でした。しかし、チームAはかなり期待していたチームで、勝ちにいっての引き分けだっただけに、かなり悔しかったです。

 

<第2日目>5-20という大敗でした。敗戦は覚悟していましたが、まさかここまで大差になるとは・・・笑 チームBは、常時練習に来ているのは5人程で、野球のルールもしっかりと理解していないことを考えると当然の結果です。

 

<最終日>7回表終了時点で、9-9で同点のままブルキナチーム最後の攻撃へ!!と思いきや・・・なんと相手チームが8-9であることを主張。ブルキナチームはスコアも記録していなく、15分程の中断・抗議後に8-9で試合を続行。

僕は、必ず逆転できると確信していたので(打順の巡り合わせも良かったので)相手チームの主張を受け入れさせました。
そして最後は、ブルキナべの意地と、選手たちが期待に応えてくれ10×ー9のサヨナラ勝ちという気持ちの良い終わり方でした!

この試合は7月上旬に新たに赴任されたJICAボランティアの大応援もあっての勝利でした。

 

この3試合で言い続けたことは

「試合中にコミュニケーションをたくさんとろう」

エラーや三振は仕方がないことだけど、コミュニケーションは、いつ・どんな時でも・誰でも できることがだきる。

だから、みんなで励まし合いながら、常にアウトカウント等も確認していこう。

 

こんな指示を送っていましたが、まだまだ物足りない結果でした。
ベンチにいる選手は、遊び始めるし・・・仲間が良いプレーをしても声をかけないし・・・暴投しても謝らない・・・終いには、言い争いになる。

 

野球の試合中に具体的にどうやって「コミュニケーション」をとれば良いのか、まだわからないみたいです。
それは仕方がないことなので、今回は3日間、僕がお手本にと思い、一人で大声で選手を励まし、選手を怒り、喜び・・・疲れました笑
少しずつ、覚えていってほしいと思います。

 

 

そして、第2日目の大敗した試合・・・
僕の中では、ある程度計算をした大敗でした。わざと大敗させたと言ったら言い方が悪いですが・・・。
試合中の選手たちは最悪でした。

仲間を励ます、助けるどころか

打てないバッターには、怒る。
ピッチャーがフォアボールや打たれるとピッチャーに文句を言う。

自分も打てないのに。エラーをして、足を引っ張るのに・・・

一人の選手がではなく、選手全員がそんな感じでした。

 

ある一人の選手は

「全然ダメだから、ピッチャーを交代しろ!」と僕に要求してきたので
その選手にピッチャーをさせましたが、

自分も打たれるし、フォアボールを出す。

最終的には、「肩が痛いから交代させてくれ」と要求してきました。

まっ、そんな甘えは許さずはずもなく、コテンパンになるまで投げさせました笑

 

それに加え、このチームBの選手たちは、練習にもあまり来ず、練習中の態度も褒められるものではありません。遅刻する子も多いです。

そんなことだったので、ここは大敗して、悔しさから奮起してもらうと考えていましたが・・・

 

完全に失敗しました。

昨日のチームBで最終日に試合に来た子は、14人中5人だけ。

少し、僕のやり方は間違っていたようです。

 

まだまだブルキナの子どもたちは、野球の技術的にも中身の人間性も未熟です。
この子たちには、敗戦から学ばせるのは少し早かったようです。
「野球がおもしろい」「自分は上手なんだ」

そんな前向きな気持ちや、自信をつけさせることが先なのかもしれません。

 

「野球を好きになってもらう」

 

選手たちが、もう少し野球を好きになれば、いろんなところが変わってくると思います。

 

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