コートジボワールの野球①
先日、無事に終了したコートジボワールとの親善試合。
ある一人の友人から
「コートジボワールでも野球をやっているんだね」
そんなことを言われました。
僕も、今回の機会がなければコートジボワールの野球を知ることもなっかたでしょう。
ここでは、そんなコートジボワールの野球を少し紹介します。
ちなみに、コートジボワールはブルキナファソの隣国になっており、公用語も同じフランス語です。ワガドゥグからコートジボワールの首都 アビジャンまで、電車が通ってもおり、ブルキナからコートジワールに出稼ぎに行く人も多いようです。
今回の親善試合の成績は1勝1敗1分けでしたが
試合をするまでは、案外楽勝に勝てると思っていました。
しっかりとしたコーチもいるかわからないチームに、日本人が4年教えているブルキナが格の違いを見せつけてやる!!
ルールもしっかり理解できていないチームが来るのではないだろうか。
そんなことも思っていました。
しかし・・・
蓋を開けてみれば、コートジボワールの選手の方がブルキナの選手よりも上手でした。
学ぶべきこと、見習うべきことがたくさんありました。
具体的な技術差は、以下の3点。
①フライが捕れる!!
②キレイなスイングでバットをスムーズに振れる!!
③ピッチャーが変化球を投げる!!
どれも簡単なことのようですが、ブルキナの選手の多くが、まだこれらができません。
(特にフライは捕れません!!)
本当に基礎がしっかりしていて、まだまだ上手くなるだろう選手がたくさんいました。
このように技術がしっかりしていることには、一つ理由があります。
この写真の選手3名と、チームのコーチ3名は、1週間程日本で野球を
学んだことがあります。
毎年日本で開催される、世界各国の子どもたちを集めて行う野球教室
「世界少年野球大会」に、昨年参加したそうです。
ただこの選手とコーチが素晴らしいのは
ただ参加しただけでは終わらずに、帰国後、日本で学んだ練習方や技術を、しっかりとコートジボワールで実践し、他の選手に伝えていました。
しかも、その野球教室に参加するのも、自分たちで調べ参加の申し込みをしたそうです。
また、コートジボワールの野球チームや連盟は様々な工夫もしていました。
サッカーゴールを利用して、バックネットを作ったり・・・
物が無い中で工夫している姿には、感銘を受けました。
それに加え・・・
コーチは、タブレット端末のアプリを駆使し、選手の打率や防御率などの分析を行う
徹底ぶりでした。(この最新技術を駆使したやり方には、本当に驚きました)
聞いてみると、毎週2回は4イニング程度の試合を行うようにしているそうです。
チームの強化の仕方にもついても、よく考えられ、よく練習していました。
聞けば聞く程、ブルキナチームとの差が納得できるよ内容でした。
技術的にも、野球環境の整備にしてみても、
日本人等のしっかりとした野球経験者の指導者がいない中で、自分たちだけであそこまでレベルに至っていること、取組み方や姿勢に関しては、本当に感銘を受けました。
コートジボワールの野球も、おもしろいです。
あの国もサッカーだけでは無いようです。
単純に比較するのはいけないだろうけど・・・
もっと頑張ろう!!ブルキナ野球連盟!!
やっぱり、恵まれすぎている環境も良くないのかもしれませんね。
きっとこれからは、ブルキナ野球だけではなく、
西アフリカ野球の波が来そうな予感です・・・笑